Windowsのタスクでは別ユーザーでコマンドを実行できるわけだから、通常のコマンド実行においても何らかの方法で別ユーザーによる実行が可能なのではないかと思って調べたときに行き着いたのが、一時的にほかのユーザー権限でプログラムを実行する方法(runasコマンドを利用する方法)だ。
Linuxにもsuコマンドがあるが、それとよく似ていると思う。Windows XP(HomeEditionはオプションが無視される)よりsavecredオプションがサポートされ、パスワードを平文で渡す必要も基本的にはない。
パスワードを見るツール
アプリケーションにパスワードを設定した(たとえばFTPサーバーのパスワードなど)はいいけれど、パスワードはなんだったろうかと分からないときがある。
そのマシンでのみ利用するのであればいいけれど、マシンが吹っ飛んだりしないとも限らない。
そんなときに利用できるのがパスみえ2000というツール。インストール不要で簡単な操作でパスワードが分かるようになる。
是非だまされたと思って一度使ってみてください。僕はびっくりしました。
グループポリシーを設定する
ドメインに参加したマシンに一様の設定(たとえばブラウザのインターネットオプション)を実施したい場合には、グループポリシーを利用すると便利だ。グループポリシーの設定は標準ではメニューに表示されていないので、グループ・ポリシー・エディタの使用法を参考に設定すると良い。
電源復旧時にサーバーが起動しない
Windows 2003ServerにAPCのUPSを接続し、PowerChuteの設定において電源異常の際にサーバーをシャットダウンする、復電時にすぐにUPSを起動するに設定しておくと、UPSのコンセントを抜くとOSはシャットダウンして正しく終了できるが、コンセントをつないだときにサーバーが立ち上がらない。
いろいろ調べてみるとWindows 2000 Serverではこの現象は発生しないが、Windows 2003Serverでは発生するらしい。対処方法としては、ローカルコンピュータポリシーを変更し、[Windows システムのシャットダウンのときに電源を切らない]設定を有効にする必要があるとのこと。
何で仕様が変わってんだよー!
ちなみに手順は以下のとおり
1.[スタート]メニューの[ファイル名を指定して実行]を開き、 gpedit.msc を入力してOKをクリックし、ローカルポリシー設定を開く。
2.ローカルコンピュータポリシー > コンピュータの構成 > 管理用テンプレート >システム
にある「Windows システムのシャットダウンのときに電源を切らない」を開いて未構成から有効へ変更する。
そうすると「コンピュータの電源を切ることができます」に変更される。
別DNSサーバーを利用してActiveDirectoryを運用する
ActiveDirectoryによるアカウント統合を利用する実験をしてみた。
なお、DNSサーバーは別のマシンにすでに立っているので、それを利用してやってみることとした。
DNSサーバーに登録しなければならないレコードは3つ。構築するドメイン名をexample.co.jp, ActiveDirectoryのプライマリサーバー名をxxx(フルドメイン名はxxx.example.co.jpとなる)、IPアドレスを192.168.0.1とすると以下のとおりとなる。
・ActiveDirectoryで構築するドメイン名に関するもの
_ldap._tcp.dc._msdcs.example.co.jp IN SRV 0 0 389 example.co.jp.
example.co.jp. IN A 192.168.0.1
・ActiveDirectoryサーバーのフルドメイン名
xxx.example.co.jp. IN A 192.168.0.1
ActiveDirectoryには統合させるマシンのコンピュータ名を登録しておく必要がある。また、通常利用しているユーザーをそのまま利用するには、そのユーザー名も登録する必要がある。なお、登録したコンピュータ名の管理者(登録したコンピュータで右クリックし、プロパティ画面を表示したなかの管理者タブで選択できる)は登録するユーザー名としておいたほうが楽。
Internet ExplorerでOffice文章などが開けない問題
IE+Officeシリーズでは様々な問題があるようだ。以下に少しまとめてみました。
〇長い URL から Excel ファイルが開けない問題(256バイト以上) http://support.microsoft.com/kb/416351/ja
256バイト以上のURLを含むExcelファイルが開けない問題です
〇長いURLからWord文書が開けない問題(260バイト以上) http://support.microsoft.com/kb/416352/ja
260バイト以上のURLを含むWordファイルが開けない問題です
〇URL に使用可能な文字数は最大 2,083 文字 http://support.microsoft.com/kb/208427/ja
2,084バイト以上のURLが開けない問題です
〇Web サイトからダウンロードした PowerPoint 2000 のファイル名に 2 バイト文字が含まれる場合、ファイルを開けない http://support.microsoft.com/kb/436706/ja
IE5 + PowerPoint 2000の組み合わせにて発生する問題です
Windows Home Server発売
Windows 2003 R2をベースとした家庭向けサーバーOSが9月29日に発売されたようだ。
ITProによれば、UIの改善で設定が限りなく簡単になり、バックアップに関しての知識がなくても正しくバックアップを取得でき、ドライブの概念がなくなったという。
今まであたりまえの知識が必要なくなったという意味では、非常に面白い製品といえる。ユーザーはどこにデータを置いたかどうかなんて意識することなく、簡単に目的のデータを探すことが出来るというのは、インターネット上で高速で検索できるようになった検索サイトGoogleが出来たのと同じくらいの衝撃があるかもしれない。
かな入力
MS-IMEのバーを出して、KANAをクリックすると「あ」が「ア」にかわってしまい、「ア」を「あ」にするとKANAがアクティブになってしまうことがあって、これをKANAがアクティブにならないような状態でひらがな入力にしたい場合には、Alt+かなを押せばよいらしい。
いつも適当にやっていて直ったりするので、勉強になった。
URL に使用可能な文字数は最大 2,083 文字
KB208427 http://support.microsoft.com/kb/208427/ja
IE7では改善されているようです
以下、MSDNライブラリ原文をそのまま引用
バージョン 6.0 までの Internet Explorer は、クエリ文字列のデータを含め、URL の 2,048 文字までしか処理できません。URL が 2,048 文字を超える場合、エラーが発生したり、クエリ文字列のデータが切り捨てられたり、要求と共に送信されなかったりします。ASP.NET Web ページでは、ビューステート情報 (非表示のフィールドに格納されます) が要求に含まれる場合、post データを含む GET 要求が 2,048 文字を超えることはよくあります。この場合、エラーが発生します。他のブラウザにはこのような制約はありません。詳細については、http://support.microsoft.com にある Microsoft サポート技術情報の文書 208427「[IE] URL に使用可能な文字数は最大 2,083 文字」を参照してください。複数のページで情報を共有するときにこの制約に対応するには、このトピックの説明に従って HTTP POST 要求を使用してユーザーをリダイレクトします。アプリケーションで HTTP GET 要求が必要な場合、クエリ文字列を使用しなくても、セッション状態など他の方法で情報を格納できます。
無償のグループウェア
メーカーが無償のソフトウエアを出すとき、そこには長期間にわたる戦略があるに違いない。
GroupBoard Workspace
2007より日本チームでの開発がされるようになっているようだ。
これもグループウェアの使われ方が世界共通ではないからだろう。