クイックマイグレーション

マイグレーションは仮想マシンを別の物理サーバーに移設することを指すが、10月22日にWindows 7と同日リリースされたWindows 2008 R2 Enterprise EditionもしくはDatancenter Edition上で稼働するHyper-Vで利用できるクイックマイグレーションは無停止で仮想マシンを移設することができる。
ただ、クイックマイグレーションが必要なケースは実際のところほとんどなく、日経SYSTEMSの記事にもあったが、1ヵ月に1時間も計画停止が許されない極めてミッションクリティカルなサーバーにおいてのみ利用すべきである。そうしなければ、仮想化することで非常に高いコストを支払わなければならない。(Microsoftの情報にもあるようにHyper-Vで仮想化するだけならば、Windows 2008 Standard EditionやHyper-V Server 2008という選択肢もあるからだ)

このコマンドを処理するのに必要な記憶領域をサーバーで確保できません。

Norton Antivirusをインストールしているマシンにてファイル共有を設定している場合、そのマシンの共有フォルダにアクセスしようとするとエラーが出ることがある。
既知の問題のようで、Microsoftサポートオンラインに情報がある。
今回問題の起こった端末を確認するとイベントビューア(システムログ)にイベント ID : 2011が記録されており、この問題と同じであることが分かった。
レジストリキーを確認すると
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\LanmanServer\Parameters にはIRPStackSizeというエントリがなかった。最初はデフォルトの15(10進数)を指定して再起動したが状態は変わらず、18(10進数)を指定して再起動すると正しくアクセスできるようになった。

写真のスライドショーから動画を作る

写真をスライドショーさせながら、結婚式などでよく流れているような動画を作る方法を紹介したい。
Windows ムービーメーカー
動画を作成するためのソフト。Windows XP SP2ならびにVista Home Premium、Ultimate では標準でインストールされている。取り扱えるファイル形式はかなり豊富で、Windows ムービー メーカー – k本的に無料ソフト・フリーソフトを参考にするとよい。出力フォーマットはwmvに限られる。
DVD Flick(日本語化パッチはこちら
wmvからDVD-Videoを作成することができるソフト。メニュー設定がうまくいかなかったりしたけれども、とりあえず費用をかけずにDVD-Videoを作ることができる。

ieHTTPHeaders Ver.2

Internet Explorerのプラグインとして動作し、通信している内容をキャプチャすることができるieHTTPHeadersがIE7に対応していなかったためにずっと使うことができなかったが、Ver.2になって対応していることが最近わかった。
Personal版とProfessional版というのができていて、Personal版はフリーで利用できる。

Unisonを使った遠隔地へのバックアップ

先日は、家庭用ファイルサーバーで定期的にバックアップを行うにて同一拠点内のミラーリングの方法について書き込みしたが、今回は遠隔地のサーバーを利用してミラーリングする方法について書き込みしたい。(一応ディザスターリカバリーといえるか??)
Linxuサーバーどうしてあれば、rsyncを利用してセキュアにコピーすることができるが、Windows環境とLinux環境ではcygwinを入れなければならなかったりと大変だ。
インターネットで調べていたらUnisonとplinkによるミラーリング方法についてLinux Home Server Memoに有益な情報があったので、これを参考に行ってみた。
ただ、同じようにやってみてもplink側でserverオプションがないといわれてしまう。試行錯誤してみたところsync.batを以下のように書き換えてみたらうまくいった。

rem Create batch script to launch plink
echo @%PLINK_PATH% -ssh -P %SSH_PORT% %%4 %%5 %SSH_USER%@%SSH_HOST% unison -server > %SSH_LAUNCH_SCRIPT%
rem Run unison (which in turn will call the plink batch script just created)
%UNISON_PATH% -sshcmd %SSH_LAUNCH_SCRIPT% -rshargs “-pw %SSH_PASSWORD%” %UNISON_CMD% %UNISON_OPTIONS%

のところを

rem Create batch script to launch plink
echo @%PLINK_PATH% -ssh -P %SSH_PORT% -pw %SSH_PASSWORD% %SSH_USER%@%SSH_HOST% unison -server > %SSH_LAUNCH_SCRIPT%
rem Run unison (which in turn will call the plink batch script just created)
%UNISON_PATH% -sshcmd %SSH_LAUNCH_SCRIPT% %UNISON_CMD% %UNISON_OPTIONS%

ちなみに参考サイトでは、SSH_PASSWORD、LOCAL_ROOT、REMOTE_ROOTを直接書き換えていますが、引数で呼び出せるように設計されているので、
rsync.bat (パスワード) (コピー元サーバーパス) (コピー先サーバパス)
とすることで複数のバックアップパスを指定できる。
FastCopyと違う点といえば、完全に同期するということだ。なので、バックアップ用として利用しようとすると、コピー先サーバー上でファイルが消失すると、コピー元のファイルも消えてしまう。また、コピー元でファイルを消したとしても、コピー先からダウンロードされてしまって復活してしまう。
この問題を解決するには、-force (基準パス名)オプションを利用することで回避することができる。基準パス名はコピー元サーバーパスとなるので、
set UNISON_OPTIONS=-contactquietly -times -batch -fastcheck true -force %LOCAL_ROOT%
としておけばバックアップツールとして利用することができる。
補足になるが、Unisonはバージョンが異なるとエラーが発生してコピーできない。Linux側のバージョンが古かったためなのだが、今回は例外的にWindows側のバージョンをLinux側のバージョンと一致させて対応した。過去のWindowsバージョンファイルはここにあるので参考にしてほしい。

Windows XPにてNetMetting

Windows XPでネットミーティングをしたいと思ってもショートカットがない。実は、confコマンドで呼び出すことが出来るのだが、詳しくは@ITを見てもらいたい。

家庭用ファイルサーバーで定期的にバックアップを行う

最近はBuffaloのLinkStationなどのNASと呼ばれるファイルサーバーがあるから、こんなことをしなくても、ハードウェアを買ってくれば簡単にファイルサーバー+バックアップシステムが構築できる。
友人からプレゼントしてもらったLS-HGLシリーズはUSBポートがついており、外付けUSBハードディスクにバックアップする機能までついている。
今回は、使い古されたWindows 2000サーバーと外付けHDDドライブを使って定期的にバックアップする手法について実際に行った方法を記録しておきたい。今回はWindows 2000サーバーだが、Windows XPでもWindows Vistaでも基本的には同じだ。
まず、外付けドライブがネットワークドライブだった場合には、
net use z: \\(IPアドレス)\(共有フォルダ名)
でZドライブをドライブ共有設定する。ファイルサーバーに直接USB接続されているような場合ではこの作業は不要だ。
このコマンドはパスワードによる認証などもサポートしているので、もし共有先がアカウントによって制限されているようなことがあれば調べてほしい。
次にファイルを定期的にコピーする方法だが、FastCopyというソフトがある。インストール不要なアプリケーションで、差分だけをコピーする機能を持っている。
たとえば、Dドライブの内容をすべてZドライブに書き出すには、
FastCopy.exe d:\ /to=”z:\”
とすればよい。
あとはこのコマンドを定期的に実行する方法だが、
・タスクを使う
・atコマンドを使う
などがある。詳しくは、こちらを参照してほしい。
(追伸)
FastCopyでは、sync オプションをつけたほうがバックアップとしては適切かもしれない。もしバックアップ元でファイルが消された場合でも差分モード(デフォルト)ではバックアップ先でファイルが消されないためだ。