入社時にもらった名刺が切れてしまって、新しい名刺がきた。新しい名刺にはテクニカルエンジニア(ネットワーク)の文字が印字されている。
お客さんのところに行ってお会いする方が少しでも詳しい人であればいろいろお願いしますよと言われるけど実際のところは不安だらけ。逆にこんな資格はできればない方が良いとさえ思ってしまうくらい。
ネットワークエンジニアに求められるものは、ベンダ系の詳しい知識と障害切り分け能力の大きく分けて2つがある。
というわけでネットワークスペシャリストなんて言う資格は実務ではあまり役には立たない。
まずベンダ系知識については机上の知識ではなく手を動かしてなんぼだし、そのハードウエアがあってこそってことがあるから環境に恵まれなければならない。
障害の切り分けは修羅場を何回くぐっているかの経験とそれによって培われる直感が頼り。マニュアルに従って切り分けることは定石だがそれでは時間がかかりすぎるのだ。
あとネットワークの知識と一言で言っても、小規模なスタティックルーティングからプロバイダが扱うような大規模なダイナミックルーティングまであり、ホントに幅が広い。これを一つの資格にまとめた情報処理推進機構はある意味すごいといえる。
まぁネットワークエンジニアこそハードウエアをさわってなんぼの世界なんでしょうね。
ひとつだけいえることがある。それはインフラの仕事は絶対にやってはいけない。せめて設計のレベルにとどめるべきだ。保守の仕事をしてしまえば休みの日が常に休みでなくなるからだ。怖くてどこにもいけなくなってしまう。