分散と集中の歴史

何事においても歴史を知ることは今後を予想する上で非常に重要であることは間違いなさそうだ。
コンピュータの歴史においても同じことが言える。コンピュータの歴史は半世紀程度しかないけれども常に分散と集中を繰り返しつづけているといえるだろう。
ホストコンピュータによる集中時代
マシンが非常に高価だったため、クライアント機はホストコンピュータにつながった端末であり、その端末時代には処理する機能は存在しなかった。(ホストコンピュータにログインして、そこで処理を行うので、画面への出力とキーボードの入力のみを処理)
そして時間単位で課金されていた。とはいっても僕はこの時代にマシンを利用していたわけではないので、詳しいことは良くわからない。
クライアントマシンによる分散の時代
マシンの単価が下がってくると、あえてサーバーで処理する必要もなくなり、より応答速度が速いローカルで処理するようになってきた。この流れは、サーバーの乱立を招く結果となる。
シンクライアントによる集中の時代
サーバーの乱立に伴う管理費用の増加とクライアントマシンにデータがあることによって発生する情報漏えいの2つの観点から、マシンを集約することになる。集約できるようになった大きな背景として、ネットワークの高速化が上げられる。
とくれば次は分散かもしれないが、分散の対象はおそらくマシンではなくネットワークになるだろうと予想する。

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