中小企業診断士結果

昨年はぎりぎり60点で経済学・経済政策の科目合格があったが、今年は1科目も科目合格がなかった。やはり勉強不足が否めない。自己採点結果は次の通り。

経済学・経済政策 免除(昨年60点)
財務・会計 52点(昨年52点)
企業経営理論 48点(昨年49点)
運営管理 52点(昨年56点)
経営法務 28点(8点の一律加算ありで36点)
経営情報システム 免除
中小企業経営・政策 52点

経営法務は自分の得点のみならず、平均点が低かったようで、一律加算が8点にもなった。

ソフトウエアの会計処理

簿記の教科書 日商1級 商業簿記・会計学 (2) 資産会計・負債会計・純資産会計編 第5版 (TAC簿記の教室シリーズ)より

1)開発目的のソフトウエア
 研究開発費

2)開発目的以外のソフトウエア
2-1)受注制作のソフトウエア(顧客から注文された特定の仕様に従って動作するソフトウエア)
 工事契約に関する会計基準によって処理→工事進行基準もしくは工事完成基準

2-2)市場販売目的のソフトウエア
 ソフトウエア(無形固定資産)として計上し、見込販売数量または見込み販売収益に基づいて償却を行う。毎期の償却額は残存有効期間(原則3年以内)に基づく均等配分額(当期首未償却残高÷残高有効期間)を下回らないように処理する。
 償却後の未償却残高が次期以降の見込販売収益を超過した場合は、超過額をソフトウエア償却に含めて費用処理する。

 ただし、完成品ができるまでの支出の分類は下記の通りとなる。
 製品マスター完成までの費用・・・研究開発費
 製品マスター完成後の費用
  改良、強化のための支出
   著しい改良(バージョンアップ)・・・研究開発費
   上記以外(マイナバージョンアップ、リビジョンアップ)・・・無形固定資産
  機能維持のための支出(バグ対応などの保守費用)・・・費用として処理

2-3)自社利用のソフトウエア
 ソフトウエア(無形固定資産)として計上し、利用可能期間(原則として5年以内)にわたり定額法で償却。
 ただし、将来の収益獲得または費用削減が確実な場合以外は費用処理。

景品表示法

今週末に自宅近くのイオンで5,000円以上購入したレシートと、10L以上のガソリンの領収書を持っていくと、500円の商品券が先着でもらえるというキャンペーンをやっている。

景品表示法に照らし合わせると、商品の購入者を対象とした一般懸賞にあたり、取引価額が5,000円以上の場合には、景品類の最高額は10万円、景品類の総額制限は売上予定額の2%と定められている。一方で、取引価額が5,000円未満の場合には、景品類の最高額は取引価額の20倍となっている。

7科目11要素の学習時間配分例

働きながら1年で!中小企業診断士最短合格の時間術・勉強術より

経済学・経済政策
経済学 75時間
経済政策 75時間

財務・会計
財務 100時間
会計 150時間

企業経営理論 150時間

運営管理
生産管理 100時間
販売管理 50時間

経営法務 100時間

経営情報システム 100時間

中小企業経営・中小企業政策
中小企業経営 50時間
中小企業政策 50時間

中小企業の定義

平成26年度試験出題より 頻出問題

資本金もしくは従業員数の条件のいずれかを満たす場合に中小企業と定義される
製造業 3億円以下 300人以下
卸売業 1億円以下 100人以下
小売業 5千万円以下 50人以下
サービス業 5千万円以下 100人以下

従業員数が20人以下の場合に小規模企業と定義される。
但し、サービス業は5人以下

マル優では宿泊、娯楽業も20人以下と定義されている点に注意が必要。

  

労働生産性

平成26年度試験出題

労働生産性=資本装備率×資本生産性

資本装備率=総資本(機械、設備など)/労働力
高ければ資本集約的、低ければ労働集約的で、情報通信、医療・福祉、サービス業で低い傾向がある
資本生産性=付加価値額/総資本
情報通信、医療・福祉、サービス業で高い傾向がある