とあるルートよりソニー製ブルーレイレコーダー「BDZ-RX55」を入手した。
家のなかにある別の家電との親和性について検証してみた。
テレビとレコーダー
家にある東芝製液晶テレビREGZA「37Z9000」はレコーダー機能もあるため、別の部屋にあるアナログテレビにレコーダーを接続して地デジが見えるようにした。したがってHDMIでの検証は行っていない。(ケーブルが別売りになっていて検証できないというのが正しい)
別の部屋にあるレコーダーで録画した番組は圧縮モードでなければDLNAを利用してREGZAから見ることが出来る。早送りや巻き戻しもストレスなく出来る。DLNAはすごいなと思った。但しREGZAのDLNAのコンテンツ一覧表示がいけてなく、毎回コンテンツツリーをたどらなければならないのは面倒である。せめて最後に開いていたフォルダを初期表示してほしいものだ。
また、REGZAはサーバーでありプレイヤーなので上記のことが出来るが、レコーダーはサーバー機能しか保持していないのでREGZAのコンテンツをレコーダー側から見ることは出来ない。どちらの部屋でも見られるようにするにはレコーダー側で録画しなければならない。
レコーダーとデジタルビデオカメラ
キヤノン製デジタルビデオカメラ「iVIS HF10」とのデータコピーはUSB接続によりできる手軽さは評価できる。また、USB2.0に対応している?ため、コピー速度も早い。ただ本体メモリはコピー対象外のため、一度SDカードにコピーしなければならない点は面倒である。(ビデオカメラ側の仕様にも思えるがPCとの接続においては両方とも吸い上げ出来るので、レコーダー側のダブルメモりタイプのビデオカメラの考慮が足りないのかもしれない。また、マニュアルへの記載がないので最初は対応していないのかと思った)
また、記録モードが圧縮モードになっておりREGZAでは見ることが出来ない。(これはビデオカメラでのモード選択によるものかもしれないので今後検証してみたい)
DVDへの書き込み速度はPCで書き込みしていたときよりもとても早い。(PCで書き込みするとデータ変換と書き込みで数時間かかってしまう)
PCとの親和性
DLNAのみの評価となるが、Windows Media PlayerがDLNAに対応しているものの、地デジ番組など著作権保護技術(DRM)により保護されたコンテンツが取り扱いできない。DTCP-IPであれば大丈夫なのだが対応するソフト「SoftDMA」「DiXiM Digital TV plus」が有償でありちょっと試してみたいと思うユーザーには敷居が高い。ニーズは十分にあり標準に取り込んでほしいものである。
総合的にはPCとの連携を除き、異なるメーカー同士ではあるものの一定の親和性があり評価できる。欲をいうならばレコーダーにはプレイヤーとしての機能を持たせてほしいし、DLNAの仕様として圧縮モードでのコンテンツのやり取りが出来るよう標準化してほしいと思う。
DVD Shirink
REGZAでDVDを見るには。。。で主音声が日本語でない場合に、日本語として取り込む場合にVobEditを利用する紹介をしたが、DVD Shirinkを使えば、GUIで簡単に日本語だけを選択して取り出すことができ、かつダブルレイヤーでなければ保存できない容量(8.5GB)を圧縮して、シングルレイヤー(4.7GB)で保存可能になるようにVIDEO_TSを再作成してくれる。
圧縮の原理としては、構成を変えなければ基本的に容量に比例して圧縮率が高くなるので画質が劣化するが、たとえば字幕をなくす、英語音声をなくすなどの方法でほとんど圧縮率を上げずにシングルレイヤー(4.7GB)で保存可能となることが多い。(特に洋画を日本語吹き替えだけで保存したい場合などに有効と思われる)
詳しくは、「DVD Shrink」 の使い方、ダウンロード&日本語化を参考にしてください。
(追記)
DVD Shirinkで変換したのち、VOB2MPEGでMPEGファイルに変換してREGZAで再生しようとしたが、再生できませんとなってしまった。やはりVobEditが必要なようだ。
次の野望
REGZAはDLNAに準拠しているのでNASやパソコンにある共有フォルダ内のMPEG2ファイルやJPEGファイルなどを再生できる。しかし、DLNAに準拠しているのに、mp3ファイルなどの音楽ファイルは再生できない。
またどうせ映画を見るなら、アンプもよいものにして、よい音で聞いてみたいと考えた。
そこでAVアンプを探してみることにした。
AVアンプの選定ポイントは次の通り。
1.HDMI端子をもっていること
2.レグザリンクに対応していること(REGZAの電源に合わせて電源が入ることや、リモコンで制御ができること)
3.DLNAに対応していること(パソコンやNASの音楽をそのまま再生できること)
4.お値段は手ごろなものを・・・
1のポイントは3万円くらいのAVアンプから対応しているが、2、3のポイントを満たすAVアンプはあまりない。対応しているものはいずれも30万円を超えるものばかり。。。
いろいろ探していると、今年発売したオンキョーのTX-NA807は実売価格10万円程度で1~3の機能を満たしてくれる。
まだ実物を見に行っていないが、是非来月中には手に入れたい1品であることは間違いなさそうだ。
ただ、ここまでくるとDLNAに対応していない家電をあえて手に入れたいと思わない。ちょうど3年前にハードディスクの未来と題したブログ記事を書いたけれど、まさにそのとおりになってきた。
どうやら日経ネットワークの記事として話題になってから一般的に利用できるようになるには約3年くらいかかるのだろう。そうなると、IPv6もあと3年かかるということか??
REGZAでDVDを見るには。。。
REGZAでは、録画はUSBハードディスクやNAS(LANハードディスク)に行うことができる。しかし、DVDプレイヤーがないので、DVDを再生しようとしても普通はできない。
ただ、DLNAに対応しているので、MPEG2ファイルにすることができれば、再生することができる。
どうすればできるかは、次を見てほしい。ただ、著作権法に触れる可能性があるので、以下の操作を行う対象のコンテンツについては、個人の責任で判断してほしい。
大きく分けると次のとおりである。
1.DVDディスクのデータをファイルにする(リッピング)
2.ファイルをMPEG2ファイルに変換する
3.REGZAへ転送する
1.DVDディスクのデータをファイルにする(リッピング)
まずDVDディスクのデータをファイルにする(リッピングという)方法だが、DVD Decrypterというソフトがある。日本語化されたものもあるので、DVDコピーの必需品「DVD Decrypter」の使い方を参考にインストール並びに日本語化した後に、FILEモードでファイルを書き込むようにする。そうすると、書き込み先のフォルダにVIDEO_TSというフォルダが作成され、その中にファイルがたくさんできるようになる。IFOファイルがコンテンツの索引情報を管理しており、VOBファイルがコンテンツ本体のファイルとなる。
2.ファイルをMPEG2ファイルに変換する
VOB2MPG v3というソフトを使って、1で作成したVOBファイルをREGZAで再生できるようにMPEG2形式に変換する。VOB2MPG 新バージョンをとりあえず使ってみました。を参考にするとよい。IFO Modeであれば、MPEG化するファイルを選択できるので多くの場合には、本編となる#1のみを選択することになる。紹介しているサイトでは、「Audio Streams」よりお好みの音声を選択することになっているが、REGZAでデフォルトではない音声を選択してMPEG化すると「再生できません」と表示されてしまう(パソコンで再生するうえでは問題なく選択された音声で再生できる)ので、日本語が主音声ではないDVDの場合には、この手順は使用できないので、次の手順を使用する。
DEFがEnglish ‘AC3’ 6 chsになっている(画像をクリックして拡大できます)
2-A.(主音声が日本語でない場合に、日本語として取り込む場合)音声ファイルを分割した後に統合してMPEG2ファイルとする
先ほどのVOB2MPG v3のAudio Streamのプルダウンで表示されたJapaneseの[XX]の番号を控えておく。ハードコピーの例では、プルダウンの3番目に[81] Japanese ‘AC3’ 6 chsとなっているので、81となる。
VobEditというソフトを使って、VOBファイルから音声ファイルと映像ファイルを分離する。VobEdit(VOBファイルからデーターを抽出) インストール ガイドに詳しいので、こちらに従って、VobEdit06.zipを使う。なお、選択すべきVOBファイルは、VOB2MPEGで選択したもの(#1ならばVTS_01_1.VOBとなり、#2ならばVTS_02_1.VOBとなる)を選択する。また、日本語版としてファイルを抽出する場合には、字幕をDemuxする必要はなく、Demux all Video StreamsとDemux all Audio Streamsのみチェックを入れればよい。この作業には、元のファイルとほぼ同じ容量の空きディスクが必要となる。(VTS_01_1.VOBを選択した場合には、VTS_01_n.VOBの全合計ファイルの容量)
そうするとファイルが分離され、VTS_01_1.VOBであれば、VTS_01_1.m2v、VTS_01_1.80.ac3、VTS_01_1.81.ac3の3つに分離される。(音声が80と81の2つの場合)
さきほど日本語が81であることが分かっているので、映像ファイルであるVTS_01_1.m2vと日本語音声であるVTS_01_1.81.ac3を結合すればよい。
dvdautherという結合ソフトがあるので、こちらを使ってMPEG2へ結合する。なお、dvdautherはtar.gz形式になっているので、Windowsでは扱いにくいため、それが含まれているDVD Stylerをダウンロードする。DVDStyler(DVDAuthor GUI) MPEGからDVDを作る インストール ガイドに従って、インストールを行った後、このプログラムは使用せずに、以下のコマンドをコマンドプロンプトより実行する。
cd (VobEditで分離したファイルがあるディレクトリ) /D
“C:\Program Files\DVDStyler\dvdauthor\mplex.exe” -V -f 3 -o output.mpg VTS_01_1.81.ac3 VTS_01_1.m2v
そうるとoutput.mpgが作成される。この作業でも結合対象となるVTS_01_1.81.ac3、VTS_01_1.m2vの2つのファイルの合計サイズ程度の空き容量が必要となる。
3.REGZAへ転送する
2の手順で作成したMPEGファイルをNASにコピーするか、PC上で共有を行う。そして、必要に応じてREGZAよりUSBハードディスクへダビングを行う。そうすればREGZAで見ることができるようになる。
慣れるまでは少し面倒で、複数のツールを使いこなさなければならない煩わしさがあるが、一度慣れてしまえば簡単だ。
テレビガード
子供のいる家庭だと、液晶テレビを購入すると常について回るのが、指紋が付くこととおもちゃなどが不幸にもテレビに投げつけられ、液晶が割れてしまう問題だ。
後者の場合には、どうやっても無償修理対象にはならないし、ほとんどが液晶パネルの交換になってしまうためかなり高額になることが予想される。そこで、あらかじめ保険の意味合いからバッファローのBSTV08H37の購入を検討してみた。
ヨドバシカメラ横浜西口店に寄ることができたので、実物を見せてもらった。可視光を93%通すので、さほど暗くはならず、かけるだけのタイプなので、テレビも傷つかないように配慮されている。
これで大丈夫そうだと思ったが、念のためZ8000にのせてもらったところ、Z8000の平面部分がごくわずかしかなく、簡単な振動で落ちてしまうことがわかった。(平面が大きいテレビならば問題はないと思われる)
今年の11月には、平面部分がなくても取り付けられるBSTV08HN37が発売される。こちらの発売を待ちたいところだが、子供が大きくなって悪さをしないか心配だ。
今すぐニュース
Z8000には「今すぐニュース」という機能がある。
これは、毎日決まった時刻の番組を録画し、最新の番組をボタン一つで呼び出せるという機能。帰る時間が僕はまばらで、ニュースをやっている時間に帰ることができないこともあるし、また朝は芸能ニュースをやっている時間が多くて面白くないので、この機能は重宝している。
ただ、カタログで制限事項としてUSBハードディスクでしか対応していないことを知ってはいたので、昔使っていたUSBハードディスクをつないで使ってはいたものの稼働音がうるさくて困った。
またNASのLS-H640GLはPCと連動して電源をオンオフすることはできるが、REGZAとは連動できない。また自動的に省電力へ移行することもないので、録画用途として常に起動しておくにはエコとはいえない。そこで、レグザリンクでサポートしているUSBハードディスクを探すことにした。
検討したものは、IOデータのHDCN-U1.5AとバッファローのHD-CL1.5TU2だ。いずれも省電力マネージャーというものがあるが、PC連動となっておりREGZAとは連動できない。ただ、静音設計であるという点と、アクセスがない時に自動的にスタンバイに入ることでエコを強調しているモデルになっている。REGZAがサポートをうたっているのは、動作するかどうかであって、スタンバイに入るかどうかまでは箱の説明書を見る限りでは、スタンバイに移行しない機器もありますと書いてあり、よくわからなかった。
結果的に購入したのは、容量単価の安かったHD-CL1.5TU2であった。ヨドバシカメラで18,600円で販売されており、先日購入したREGZAでついたポイントだけで購入できた。1ディスクで1.5TBというストレージの容量の進化にも驚いたが、1GBあたりの単価が12.1円になっている点も正直ビックリ!
2TBのハードディスクもあったが、容量単価が多少高かったので、いずれ買いかえればよいと思った。(Z8000は2TBまでしか今のところサポートしていない)
家に持って帰ってさっそく使ってみたところ、うまく省電力に移行しているようで、音も静か。買って正解だった。
REGZAがやってきた
アナログ放送が終了するまであと約2年。
ブラウン管テレビが家に2台鎮座し、いずれもケーブルテレビから映像を受信している。
ケーブルテレビでは地上デジタル放送を見るためには、月額2,000円を超えるプランに加入しなければならないように書いてある。一応、フレッツ光に入れば、月額1,000円で見られるようだけれど、あいにくうちのネット回線は、KDDIのauひかりoneのため、それもできない。
このままでは地上デジタル難民の一員になってしまうという危機感があり早目にテストしておきたいことと、民主党に政権が移行したら、エコポイント制度が廃止される可能性が考えられることから、地上デジタルテレビの購入を検討し始めたのが8月のこと。
やっぱり液晶テレビはアクオスでしょうと安易に考えながらホームページを探していると、自分が興味をひかれたのは、東芝のREGZA 37Z8000だった。
2番組同時録画、倍速液晶、テレビからインターネットが見れるなどの機能もさることながら、DLNA対応でUSBハードディスクやNAS(LAN対応ハードディスク)に番組録画できてしまうのだ。
すでに友人よりプレゼントしてもらったLS-H640GLが家にあることから、アクオスやビエラを買えばDVDレコーダーを買わなければならないところを、LS-H640GLがあればそれがいらない。これが一番の購入ポイントだった。
いろいろ価格比較してみたが、一番安かったのがヨドバシカメラだった(Z9000が10月に発売されることもあり、価格は最安値であろうと踏んでいた。最近は、メーカーの戦略で型落ちで販売するのは展示品のみであり、だいたい発売の1週間前には店頭に在庫を行いようにして値崩れを防止しているらしい)。162,800円でポイント20%付き、エコポイントがブラウン管をリサイクルするので、2万ポイント付くので、結果的に110,240円で手に入ることになる。(16万円払っていることには間違いないが…)
実際に家にレグザが来て見て思ったことは、正直デカイという印象だった。電気屋さんでは、周りが広いので小さく見えるのだが、8畳のリビングでは、正直存在感たっぷり。42Z8000がファンレンスであり、37Z8000がファンありだったので、42Z8000も検討していたが、そうしなくてよかった。
実際電源を入れて設定を進めていくと、地上デジタル放送が普通に入った。アナログ放送を見ると映像が拡大されてしまい、あまりにも見るに堪えない。もし、地上デジタル放送が映らなかったらどうしようと、その時思ってしまったが、杞憂だった。
これからいろいろ機能を触ってみて、感想を載せていきたいと思う。