Mailmanのデータを移行する

メーリングリストソフトであるMailmanを新しいサーバーにインストールしなおしたうえで、データだけを移行する場合には、次のディレクトリをコピーする。
/etc/mailman/
/var/lib/mailman/
移行が終わったら、正しく移行できていることをコマンドラインから確認する。
#登録済みメーリングリストを確認する
/usr/lib/mailman/bin/list_lists
#ml-testメーリングリストのメンバーを確認する
/usr/lib/mailman/bin/list_members ml-test
また、メーリングリスト管理インターフェイスとしてApacheなどの設定ファイルにも定義をしている場合には、/etc/httpd/conf.d/*.conf の移行を行う必要がある。

リスト管理者としてそれはマズいんじゃない?!

Maimanの日本語化でメーリングリストの削除をしようとすると発生するメッセージ。通常は、
(管理ツールのURL)/rmlist/(メーリングリスト)
で削除できるが、このメッセージが出て削除できない。ただ、コマンドからは削除が出来る。
/usr/lib/mailman/bin/rmlist (メーリングリスト)
この場合には、確認メッセージ等が出ないので注意したい。

Fedora Core6 + Postfix + Mailmanではまる

Fedora Core6からIPv6のサポートが正式に始まった。これによってIPv6の環境下でもインストールを行うことが出来るようになった。がしかし、ソフトウエアがまだ完全に対応していないために思わぬところではまってしまった。
PostfixはIPv6に対応しているもののデフォルトはIPv4対応になっている。
inet_protocols = all
main.cfに設定して再起動しなければ、IPv6用に待ち受けしないので、
telnet 127.0.01 25
とやると問題ないのに
telnet localhost 25 もしくは
telnet ::1 25 とやると

Trying ::1…
telnet: connect to address ::1: Connection refused
telnet: Unable to connect to remote host: Connection refused

のメッセージが出てしまう。Mailmanはデフォルトでlocalhostに配送しようとするので、この問題で配送されない状態が続くということになる。

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mailmanをバーチャルホストで運用する

mailmanを日本語化するには
[/etc/mailman/mm_cfg.py]
MTA = ‘Postfix’ # メールサーバーの種別を指定
DEFAULT_SERVER_LANGUAGE = ‘ja’ # 管理画面を日本語化
OWNERS_CAN_DELETE_THEIR_OWN_LISTS = Yes # 登録メンバー以外は、メーリングリストの使用を不可にする
DEFAULT_REPLY_GOES_TO_LIST = 1 # メーリングリスト一覧を非公開にする
DEFAULT_GENERIC_NONMEMBER_ACTION = 2 # 件名のフォーマット(記事№を付加)
DEFAULT_REPLY_GOES_TO_LIST = 1 # 返信先を投稿者ではなくメーリングリストにする(Reply-Toの書き換えを行う
を加える(Naoki Hirataさんのサイトを引用)
また、個人的には以下のものをオススメしたい。
DEFAULT_REQUIRE_EXPLICIT_DESTINATION = No #バーチャルドメインで運用する場合にエイリアスを張ったMLに送信すると保留されるのを防ぐ
DEFAULT_MSG_FOOTER = ” #フッターの署名をつけない
もしexample.comとvirtual.comをバーチャルホストで運用するには以下の2行も追加する。
add_virtualhost(‘www.example.com’,’example.com’)
add_virtualhost(‘www.virtual.com’,’virtual.com’)
POSTFIX_STYLE_VIRTUAL_DOMAINS = [‘example.net’, ‘virtual.com’]
そして以下のコマンドを実行し、
# touch /etc/mailman/virtual-mailman
# chown apache:mailman /etc/mailman/virtual-mailman
[/etc/postfix/main.cf]
virtual_alias_maps = hash:/etc/postfix/virtual, hash:/etc/mailman/virtual-mailman
とする。(引用:NTTPCの特集)
変更後は、
/usr/lib/mailman/bin/genaliases
でデータベースを反映させる。
なお、ルートパスワードは
/usr/lib/mailman/bin/mmsitepass
で変更できる。

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