Oracle Databaseをクラウドで利用する方法

今日、Windowsから始めるOracleCloud-Oracle IaaSの使い方 のセミナーに参加してきた。
Oracleはクラウド(とりわけIaaS分野)で完全に後発組になってしまっていて、あまりメリットが打ち出せていないように感じる。
Azureもまずまずだが、AWS一人勝ちの様相が強いように思う。
最近は、コスト面でもだいぶ頑張ってきていることと、アジアにリージョンを設ける話が出てきているようで、レイテンシが改善できる点は今後利用していく上で評価できる。
1.IaaS環境でOracle Databaseをセットアップする
  メリット:ライセンスを持ち込みできる、パラメータのカスタマイズが容易
  デメリット:構築にかかるコスト、時間がオンプレミスと同等
2.PaaS環境でOracle Databaseを利用する
  メリット:最適なパラメータの状況で利用できる
  デメリット:(システム移行において、非互換を避けるために)古いバージョンを利用することが出来ない
PaaS環境だと下記が考えられる
Amazon RDS for Oracle Database
価格表:https://aws.amazon.com/jp/rds/oracle/pricing/
Oracle Database Service
価格表:https://cloud.oracle.com/ja_JP/opc/database/pricing
メリット:最新バージョン(12cR2)が利用できる

クラウドまとめ

いろいろクラウド勉強会に参加してみた感覚をまとめてみた。
触ったクラウドは次の通り。
PaaS
・Oracle APEX
・IBM Bluemix
IaaS
・AWS
・Microsoft Azure
・GMOクラウド
・Niftyクラウド
・iCloud
クラウドの課題
・オンプレミス環境とのセキュアな接続
 インターネットVPNってやっぱりインターネットだし怖いよねとか、ベストエフォーとだよねとかになったら、割と困る。
(AmazonだとDirectConnectという専用線(iDCにオンプレミス環境が収容されていない場合には、IP-VPNになる)を構築できるサービスがあり、プロバイダ系の企業だとIP-VPNで同様の構成が組めるのかと思う)
・ランニングはやっぱり高い。(オンプレミスでの環境を保持していない場合には、TCOの面で有利だが、そうでない場合にはオンプレミス環境に収容した方が安くなりそうって思ってしまう)
 最近はコスト競争も激しくなってきてだいぶ落ち着いている。
・ライセンス費用は馬鹿にならない。WindowsOSのイメージを利用している場合、BYOL(Bring Your Own License)できないことが多く、仮想マシン止めていてもそれなりにコストがかかる(GMOクラウドだと5000円くらいかかってしまう)
 Windows OS使わなきゃいいっていう話なんだが。。。。

Ansibleについて

7/18開催の「第2回 Bluemix × SoftLayer ユーザーグループ合同勉強会@北陸~IBMクラウドサービスを使って遊ぼう~」でのテーマになっていた内容。
Chefの後継として期待されているAnsibleは、エージェントレスでシステム構築が可能な点がすごいと感じた。
クラウド環境を速やかに立ち上げていく上では、環境構築の自動化も必要なスキルになるのだろう。。。

Cloudnで再チャレンジ

クラウドサーバから自宅のネットワーク機器を監視するの続編。
AmazonEC2もWindows Azureもデータ転送量に課金されてしまう点が問題であることと、やはり仮想マシンの運用費が高い。
月額1000円以上負担しても問題ないのであれば大丈夫だが、そうでなければ候補から外れる。
いろいろ調べてみた結果NTTコミュニケーションズが提供しているCloudnというサービスを利用してみることとした。
Computeというサービスで構築できる仮想マシンの最小構成(プランvQ/1vCPU, 0.5GB RAM, CentOS, 720時間)であれば、月額450円(税抜)とGMOクラウドよりも安い。
また、今なら12000円分無料クーポンもついていて試すには十分だ。
仮想環境は、GMO ALTUS BASICと同様にCitrix Cloudを採用しているので、GMO ALTUS BASICを使用していれば、コンソールの使用に戸惑うこともない。
さらにGMO ALTUS BASICでは時々英語環境になってしまう不具合?があるが、Cloudnではそんなこともなく、バージョンが新しいためか一部使いやすくなっている。
さて導入環境についてだが、GREパケットも通るのですんなりとPPTPサーバと接続することが出来た。
※一部アスタリスクでマスクしています。
#pppd debug call ******* updetach
using channel 3
Using interface ppp0
Connect: ppp0 <–> /dev/pts/2
sent [LCP ConfReq id=0x1 ]
rcvd [LCP ConfAck id=0x1 ]
sent [LCP ConfReq id=0x1 ]
rcvd [LCP ConfAck id=0x1 ]
rcvd [LCP ConfReq id=0x1 ]
sent [LCP ConfAck id=0x1 ]
rcvd [LCP EchoReq id=0x0 magic=0x*******]
sent [LCP EchoRep id=0x0 magic=0x*******]
rcvd [CHAP Challenge id=0x1 <*******>, name = “*******”]
sent [CHAP Response id=0x1 <*******>, name = “*******”]
rcvd [CHAP Success id=0x1 “Welcome to G301NH.”]
CHAP authentication succeeded: Welcome to G301NH.
CHAP authentication succeeded
sent [IPCP ConfReq id=0x1 ]
rcvd [IPCP ConfReq id=0x1 ]
sent [IPCP ConfAck id=0x1 ]
rcvd [IPCP ConfNak id=0x1 ]
sent [IPCP ConfReq id=0x2 ]
rcvd [IPCP ConfAck id=0x2 ]
local IP address *******
remote IP address *******

クラウドサーバから自宅のネットワーク機器を監視する

自宅のネットワーク機器が正しく動作しているかどうかをチェックするためにWebサーバ死活監視ウィジェットを入れているが、もっと細かく監視したいと思い、クラウドサーバに監視ソフトウエアZabbixをインストールしてVPNで自宅ネットワークに接続しネットワーク機器を監視することとした。
自宅サーバ内にZabbixを入れた方が安全なネットワークを構築できる可能性はあるが、サーバ自体が死んでいては意味がないことと自宅とインターネットとの疎通が取れない場合でも外部からチェックできるようにすることは有用であるとの判断である。
採用したクラウドサービス:GMO Cloud ALTUS(Basic)
ミニサーバのみであれば月額500円で利用できる&通信量による課金が発生しないのがポイント。
採用した仮想マシン:CentOS7
PPTPサーバ:WZR-HP-G301NH
参考サイト:Zabbix 3.0をCentOS 7にインストール
(結果)
参考サイトの通りすんなりZabbix 3.0導入は完了した。Zabbix 2.2よりも使いやすい感じがする。まだ使いこなせてないが・・・・
VPNについてはPPTPサーバで構築することとしたが下記の通りとなってしまい、なぜがGREパケットが通らず。。。。現在サポート問い合わせ中。
※一部アスタリスクでマスクしています。
# pppd debug call ******* updetach
using channel 2
Using interface ppp0
Connect: ppp0 <–> /dev/pts/1
sent [LCP ConfReq id=0x1 ]
(何回か続く・・・)
sent [LCP ConfReq id=0x1 ]
LCP: timeout sending Config-Requests
Connection terminated.
Modem hangup
Waiting for 1 child processes…
script pptp ******* –nolaunchpppd, pid 1565
Script pptp ******* –nolaunchpppd finished (pid 1565), status = 0x0
—-
14:30 追記
GMOクラウドのサポートセンターより回答あり。Basicシリーズでは対応していないとのこと。。。
残念。。。。Amazon EC2かWindows Azureでやってみることにします。。。
ただ、Zabbix3.0は監視パケットを暗号化できるようになったので、安価な外部監視サーバ導入の目的では上記構成は十分に利用できると思う。