SEのフシギな生態 失敗談から学ぶ成功のための30ヶ条


平成15年に出版された本だが、久しぶりに読んでみると今でもなにも現状が変わっていないんだとあらためて思い知らされる。こうすれば失敗するというところが書かれているだけに、仕事を進める上で押さえておきたいポイントが見えてくるので、非常に参考になる。

今月の読んだ書籍

 
一冊目は、きたみりゅうじ作のSE業界のよくある話を漫画にした作品。デフォルメしてある部分もあると思いきや、意外にあたっていて、楽しく読める本。
二冊目は、今話題のクラウド・コンピューティングとは一体何か、そしてクラウド・コンピューティングが向かう先は何なのかというのがわかる本。自分もブログで分散と集中の歴史を過去書いたが、この本の中でもクラウド・コンピューティングという現象はキャッチセールスのように生まれた言葉ではあるものの、時代の流れの中でおのずと生まれた現象を示した言葉であることを書いている。

CakePHPガイドブック

cakePHPの少ない書籍のうちの一つです。基本的な部分から押さえていきたい場合には、お勧めの一冊になると思います。cakephp.jpg

今月のお勧め本

日経NETWORKなどで見た書籍紹介などを元に私が興味のある本について紹介したいと思います。
パケット解析手法ミニ実験でつかむパケット解析手法
サーバー/インフラを支える技術サーバ/インフラを支える技術
前職では最小投資で最大限の投資効果を得るようなインフラ整備をしなければならない状況だったので、この必要性は非常によくわかる。
サービス開始時点においてはできるだけコストを少なくしながらも今後のことを考えて拡張性にも配慮していかなければならない。Webサービスを開発したり運用していようとしている人は読んでおかなければならない一冊だと思う。

SE出世双六

SE出世双六
SEの出世物語を描いた双六。キャリアパスを選んで進めていくことが出来、資格を取得しながらコマを進めていく。ITスキルがなくても楽しめるので、技術者と一緒でなくても出来るところがよいかもしれない。実際にやってみたが、ポイントがある程度ないとうまく前に進めない。そして後は運のみが左右されるようになっているようだ。

COALESCE

取り出したデータがNULLのとき、「-」表示をしたい場合などはどのようにされていらっしゃるだろうか?たとえばプログラム側でデータを取り出してきて、NULLだったら代わりに「-」を出力するというロジックが思いついた場合には、COALESCEというSQL92の関数の利用を検討すると良いと思う。
たとえば、hogehogeフィールドからデータを取得したい場合には、
SELECT COALESCE(hogehoge, ‘-‘)
FROM table_name;
とすることでhogehogeがNULLだった場合に-が返るようになる。SQL92対応なので、基本的にはどのRDBMSでも対応しているはず。COALESCEは引数を無制限にとるので、COALESCE(a, b, c)ならばaがNULLならbが、bがNULLならcが利用されるといった形になってとても便利である。
このようなテクニックが数多く掲載されているプログラマのためのSQL 第2版はSQLを日ごろ利用している人でも一見の価値があると思う。

人月の神話

「ソフトウエア開発プロジェクト遅れたからといって人員を増やせば、チームの規模は肥大化して内部コミュニケーションが指数関数的に複雑化し、プロジェクトがさらに遅れる」と指摘している本『人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない』。実は1975年に出版されており、26年経った今でも同様のことが議論されているなんて言うのは驚きである。開発しているものはどんどん進化(?)しているが、そのやり方にはあまり進歩が見られないという、ソフトウェア工学の難しさでもある。