コスト誰が負担? ネット回線拡充に業界悲鳴

コンテンツホルダーと回線事業者が真っ向から対立する問題。コンテンツホルダーはリッチコンテンツを流して何が悪い、回線事業者は通信量に応じた従量制にすべきという議論。なぜこんな問題が起こるのだろうか?
回線事業者はブロードバンド化に伴い、コスト競争の波にさらされてきた。通信帯域の増大に関してはある程度設備投資をしていってもペイできるかどうかのギリギリまでコストを抑えて集客をしてきた。つまり、エンドユーザーから徴収する月額費用を抑えてでも、顧客の獲得ができれば全体としての売上は変わらないかあわよくば増えるといった目論見だった。
しかし、コスト競争になった時にこの考え方は往々にして正しくない。ネット証券の手数料引き下げの時も同じような構図だった。そもそもニーズが限られているにもかかわらず需要過多になりがちなのだ。
そこにプロバイダが意図しないほどのリッチコンテンツが増えてきた。USENのGyaoやYouTubeにみられるような動画配信だ。
ただこれは一概に回線事業者が悪いというわけでもない。このような形にしていったインターネット全体の問題であることには間違いないわけだから。
回線事業者はユーザー離れを防ぐために、エンドユーザーから徴収せずにUSENやYouTubeのようなパケットを垂れ流しつづけるアプリケーションプロバイダーから課金をしようとしている。おそらく歴史的な経緯を考えるならば、エンドユーザーから徴収せざるを得なくなるだろう。これは回線事業者がさらに淘汰されて、エンドユーザーは結局回線事業者を選べなくなることによる。
インターネットがこれだけ重要度を増している現在、ネット回線も電気や水道、ガスなどと同じようにコスト面においてひとつのインフラへの支払いを行っていると考えるべきだろう。
これだけのブロードバンドを支えるにはそれなりの維持費用もかかるし、さらに設備投資も必要となる。24時間365日インフラを使いつづけることができる(今後もいつでも当たり前のように使いつづけられる)ようにするためにも・・・

今週の注目すべきニュース

グーグル、ウェブベースの表計算ソフトを開発するイスラエル企業iRowsを買収へ

GoogleがDocs & Spreadsheetsに加えて更にWebベースの表計算ソフトを統合する。Googleはどんどんいろんなベンチャー企業をお買い上げしてマッシュアップを進めていくのか??

100ドルノートPCの最新試作機が登場

以前から発展途上国に提供可能な形でのノートPCが開発されてきたが、ようやく形となった模様。年を重ねるごとにデジタルディバイドは大きくなり、情報を持つものと持たないもの(駆使できるもの駆使出来ないもの)の所得格差が大きくなっている。本人の好む、好まざるにかかわらず、教育の段階からこのように格差が出てしまうことは残念なことであり、一刻も早く多くの人に使われることを望む。

PS3、米でも発売に–サンフランシスコMetreonでは24時間以上前から大行列、「即転売」との声も

ハードウエアの発売がこれほどまでに問題になったことはなかっただろう。Windows95の発売のときでさえ、こんなことはなかった。転売目的の買占めや、それに伴う犯罪など、本当にゲームを愛しているユーザーがゲーム機を買えないなんてどういうことだろうか??ゲーム機がもはや子供のためだけでなくなったこと、ハードウエアの性能向上に伴う価格の高騰、、、少なくとも5年前には考えられなかったことである。

MS、企業ユーザー向けイベントで登場間近のVista&Office 2007をアピール

マイクロソフトはリリースが遅れていたVistaとOffice2007についてようやくリリースにこぎつけられることとなった。WPC EXPO2006でも大々的にブースのスペースを割いてコンシュマー向けにアピールを行っており、実際に見ると乗り換えたくなるような機能(Vistaに搭載されたAero(エアロ)など)が多いことは事実だ。
マイクロソフトを取り巻く環境は非常に厳しい。ハードウエア性能の向上とブラウザベースアプリケーションの充実により、以前ほどクライアントアプリケーションが重要でなくなり、そしてより高速なアプリケーション開発が求められるようになった。今回のようにリリースの遅延に加え、機能の削除を行ってようやくリリースにこぎつけるようなことを繰り返せば、競争力が落ちていくことは目に見えているからだ。

グーグル、ヤフー、MSが提携–ウェブインデックス作成機能を共通化へ

とうとうGoogle Sitemapがデファクトスタンダードになりそうだ。YahooとMSNはまだSitemapの受け入れを開始しているわけではないが、間違いなく今後はSitemapがSEOにおけるキーポイントになりそうだ。コンテンツ開発者はいかにSitemapの形式ですべてのページを吐き出すことが出来るか、CMSにおいてもこの機能は必須になりそうだ。
注目すべきはGoogleがデファクトスタンダードとしての地位を不動のものとしつつあることだ。デファクトスタンダードといえば、ブラウザのInternet Explorer、文書ドキュメントのPDF(Acrobat)、オフィス文書のOffice(Microsoft)などあるが、これらは時代の流れとともに長年不動の地位を築いてきたものが置き換わっていくのかもしれない。

DeNAのビジネスモデル

DeNAはbiddersというPCで大きなオークションサイトで有名な企業だが、最近はケータイビジネスへの進出が目覚しい。モバゲータウンというSNS、モバイルのオークションサイト「モバオク」、アフィリエイとサービスプロバイダ「ポケットアフィリエイト」などだ。
しかしながら事業部が分かれているためか、PCとモバイルの融合が弱いような気がする。ワンソースマルチユースといわれて久しいが、今後はメディアの融合が問われていくのかもしれない。

RedHat スキルチェックテスト

RedHat社でオンラインのスキルチェックテストを実施しています。3コースに限り無料でテストすることができるようです。https://www.jp.redhat.com/training/assess/index.php
ちなみに僕がLinux基本コース(RH033)のテストを受けた際の結果は以下のとおりでした。

スキルチェックテスト結果
Red Hat Linux 基本コース(RH033)
基本的なファイルシステムとファイルのコマンド あまり詳しくない 1
Linux ファイルシステム構成 とても良く理解している 4
パーミッションと属性 良く理解している 3
フロッピーディスクの操作 あまり詳しくない 1
vi と vim エディタ あまり詳しくない 1
正規表現 とても良く理解している 4
標準入出力システム 良く理解している 3
プロセスの制御 とても良く理解している 4
クライアント側の暗号化コミュニケーション 良く理解している 3
bash コマンドラインのショートカット 良く理解している 3
シェルスクリプトの作成 とても良く理解している 4
タスクの自動化 とても良く理解している 4
あなたのテストの得点結果は 35Point です。
[診断]:
その技術レベルの内容に関するかなりの知識を持っていますが、さらに上を目指しましょう
[おすすめのコース]:
*RH033コースをお薦めします。
*RH133コースを受講する場合は、ご自身でRH033の内容を学習して下さい。

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ROI(return on investment)を考える

システム運用の立場から考えた時にアクセス数が増えてくれば既存のシステムではまかないきれなくなるので、システム増強が必要となる。攻めの経営であればそこは稟議においてアクセス数増を説明することで簡単に通るわけだが、守りの経営の場合にはそうもいかない。ただただシステムにかかる運用費用を「コスト」と捕らえ、コスト増につながるようなことはしたくないというのがあるからだ。
そこで説明に使えるのが、ROIだ。これは設備投資したことに対する収益回収額というものであり、この設備を拡張すれば、これだけさらに利益を得られますよと経営に説明することが情報システム部に求められている。

見える化

J-SOXの流れを受けて、「見える化」という変な日本語が流行しそうな勢いだ。Y2K問題に続いてシステム業界全体で大きな変革の波が起こりそうなJ-SOXソリューションに対するSIの取り組みはどこも必死だ。
そもそも見える化は業務フローを明確化するという重要な取り組みにもかかわらず、多くの場合にはドキュメントが残っていないなど作業担当者に依存する俗人化といわれる要素が企業内に多いことが問題となっている。
俗人化してしまうと、ビジネス上の一番のリスクは従業員ということになってしまい、企業にとって健全とは到底いがたい。そこを俗人化しないようにするための方法が、見える化なのだろうと思う。
しかし一方で見える化は、J-SOX法の名のもとで監査法人対策というところに置き換わってしまっているケースも多い。この行き着く先は、メンテナンスされないドキュメントの山。これを整えるために数億円というお金を使う企業は間違いなく行き詰まると思う。

自分たちの労働条件を獲得する難しさ

プログラマやSEなど実務業務に当たるエンジニアは会社の決められた待遇の中で業務を行っている。僕の場合には、前職が労働組合があった関係もあって、労働条件はかなりよいほうだと感じていたが、転職してからというもの、会社が大きくなるにつれて労働条件が悪化していることが目に見えてわかった。
資本主義において、会社は最大利潤を追求する組織。経営者の確固たる従業員への思いやりの理念がなければ当然労働条件は悪化するものである。それは、純利益を最大化するためには、売り上げを上げることよりも、支出を減らすことのほうが簡単だ(少なくとも選択肢がある)からだ。
働きやすい環境を確保ならびに維持することは、生産性を最大化するための必要最低条件であり、従業員はこの努力を忘れてはいけない。経営者は実務作業をしているわけではないから、働きやすい環境というものが何なのかは現場にいなければよくわからないはずだ。
会社を大きくする上では、従業員を多くとっていかなければならない。現場の人間が誇りを持って新しい人を招きいれられるように労働環境の確保は行わなければならない。
しかし一方で従業員の立場は弱いものである。自分たちの思いを経営者に伝えるためには相当のポストになければならない。自分たちの思いを言葉に表さなくても経営者に伝えられればなんと良いことだろうか??
ところで、日本の法律には労働組合法というものが存在する。従業員は特定の職種以外であれば労働組合を結成し、経営者にその思いを伝えることができる手段が用意されている。
前職では当たり前のように労働組合と会社は話し合いの場を持っていた。労働組合は足の引っ張り合いになる可能性もないわけではないが、少なからず労働条件という題目において経営者と従業員が話をするためのツールであることは間違いないのだ。

I remember you

この記事は技術ネタとはちょっとちがいますが・・・
最近聞いているYUIの曲です。僕はどちらかというと女性ボーカルの元気になれそうな曲を選んで聴いて、仕事をしたりしています。職場はラジオがあって最新曲には困らないのですが、コーディングに夢中になって何の曲だかわからないので結局仮に行けないという悲しいことも起こります。こんなときは昔はやった見えるラジオなんていうのがいいんでしょうけど。。。
見えるラジオ→ワンセグときたら次の多重放送は何がくるのでしょうか?

ところでみなさんは音楽の視聴にどんなサイトを使いますか?僕はBARKSを使っていますが。。。

J-SOX法とエンジニア不足の行き着く先

日本版SOX法(2006年6月7日制定の金融商品取引法)だが、ITの利用という項目が含まれている以上は、J-SOX対応は、管理や経理部門だけの話ではなく、システム部門の準備も行わなければならないことになる。いまは、エンジニアが本当に不足している。募集をしても応募すらほとんどこないという悲惨な状態である。こんな状態は半年前に想像もできただろうか??
J-SOXに対応するためには、文書化などさまざまな部分でいままで以上の業務(おそらく本来であれば作業手順をはじめとする文書化という作業は当たり前に行われなければならないが、Web業界においては仕様書がないとか作業手順書がないなんてことは珍しくない)を強いられることになる。ただでさえ、人員が不足している現在において、文書化までの作業を正しく行うことができるのだろうか?行き着く先は今かつて無いデスマーチの連続なのだろうか?2008年4月から恐ろしいJ-SOX法が施行されることとなる。