あの航空機事故はこうして起きた

あの航空機事故はこうして起きた
一見、ITとは関係のない本のようにも思えるが、技術ならびに運用面においては非常に参考になる一冊。
トラブルが発生した場合、多くの日本人はなぜトラブルが発生したのかではなく、誰がトラブルを起こしたのかということに注目する傾向がある。
人間は必ずエラーを起こすものであり、そのエラーが発生しないようにコンピューターシステムによってエラーを未然に防いだり、エラーが発生したとしても、安全な方向に制御するのが本来のシステム設計の考え方である。
しかしながらエラーが発生したときに犯人探しを行うようではそこに改善を行う余地がないことにこの本は警鐘を鳴らしている。

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